上越地域水道用水供給企業団上越地域水道用水供給企業団
サイトマップトップページへ

議会議事録

平成16年2月26日(木) 午前9時00分 開会

議事日程

第1会議録署名議員の指名
第2会期の決定
第3議案 第1号 平成16年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計予算について

本日の会議に付した事件

第1会議録署名議員の指名
第2会期の決定
第3議案 第1号 平成16年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計予算について

議  事

議長 (石平春彦) 各位にはご多忙の折、本定例会にご出席いただきありがとうございます。
 ただいまから、平成16年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を開会いたします。
 議員定数15名中、出席議員は全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

○日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において9番 村山尚祥議員、15番 服部誠治郎議員を指名いたします。

○日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日一日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

〔「異議なし」の声あり〕
議長  ご異議なしと認めます。よって、会期は本日一日と決定いたしました。

○日程第3、議案第1号を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。木浦正幸企業長。

企業長 (木浦正幸) 皆様、早朝から大変ご苦労さまでございます。
 本日ここに、平成16年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を招集し、新年度予算を提案しご審議いただくにあたり、昨今の水事情と予算方針の基本的考え方及び概要についてご説明申し上げ、議員各位のご協力とご理解をお願いしたいと存じます。
 水資源という観点から世界を見ますと、地球温暖化や異常気象の影響により水不足や洪水など多くの被害が発生し、地域によっては危機的な状況になることが予想されます。
 水問題を主因とする国際紛争の発生も危惧される中、昨年3月「世界水フォーラム」が開催され、21世紀の世界的な水不足問題の解決に向け熱心な討議が繰り広げられ、また交流の場が持たれました。
 一方、我が国の水道普及率は96%を超え成熟段階に入ってきているものの、経年劣化した施設の更新、より安全な水質の確保、地震やテロ等の災害対策、第三者委託等を含めた効率的な経営・運営のあり方など、新たな問題に対処することが緊急の課題になりつつあります。これらを踏まえ厚生労働省では、水道に関する課題を明確にし、長期的な政策手法等を包括的に示す「水道ビジョン」の策定を進めています。
 企業団といたしましても、最近のペットボトル飲料水の増加に象徴されるように、住民の皆様がさらにおいしい安全な水を求めていることなど、水道を取り巻く環境の変化に適切な対応を図るとともに、さらなる安定給水に必要な第3水源の確保につきましても積極的に推進してまいりたいと考えております。
 さて、昨年は、関係各位のお力添えにより長年待ち望まれた柿崎川ダムが完成し、新生「かきざき湖」のミネラル豊富な恵みとともに、上越地域の住民に潤いと安心をお届けすることができました。
 私どもの使命は、安全でおいしい水をつくり、安定した給水を行うことであります。柿崎系の供用で給水シェアが拡大し、生活に欠かすことのできないライフラインとしての役割は一層大きなものになっております。正善寺系施設は約20年を経過し、劣化未然防止策を講じるとともに、計画的な改良・更新を行い安定給水に努めてまいります。
 安全・安心の根幹となる水質管理では、水質基準等が10年ぶりに見直され、塩素消毒による副生成物の健康への影響を考慮するなど基準項目が46から50項目に強化されるとともに、水源地域の環境、原水の質に応じ、また浄水処理方法等を踏まえ、検査の一部省略が可能となります。
 効率的かつ合理的な運用が図られる一方、安全な水づくりに対する事業者の自己責任がさらに高まることから、企業団では過去10年間の水質検査結果を検証するなど、安全性の確保に十分配意し検査計画を策定したところであります。
 さらに「水は源から」をモットーに、両ダムの水源の保全・涵養施策を推進するため、昨年に引き続き「水源保全・涵養検討委員会」や「ワーキンググループ」による課題の整理や手法の検討を行い、住民との協働による実効性の高い施策づくりに努めてまいります。
 また、テロ等に備えた危機管理対策といたしまして、水源地域のパトロールや地域住民等からの情報収集に努め、迅速な初動体制が執れるように地域や関係機関と連携を強めてまいります。
 国及び地方における財政状況が一段と厳しさを増す中、地方公営企業として独立採算の原則に立ち経営感覚を磨くとともに、専門機関による経営診断を行い、より安定した経営基盤の醸成に努めてまいります。
 長期的な見通しにつきましては、昨年の料金改定等により累積する赤字の解消は4年延伸し、設備の改良・更新に充てる内部留保資金も一時的に4億円台まで減少する見込みでありますが、企業債償還利息が漸減し、元金も平成20年度をピークとして減少に転じることから収支バランスは図れるものと考えております。
 それでは、提案いたしました予算について順を追ってご説明いたします。
 予算書の4ページをお開きいただきたいと思います。
 最初に、経常的な経営活動に係る収益的収支でありますが、収入では、給水量をほぼ前年並みの1,550万m3を見込み、営業収益で16億1,860万円を計上いたしました。以下、万円未満省略させていただきます。また、企業債利息の一部を賄う市町村からの補助金及び原子力立地給付金など営業外収益は1億4,345万円を計上し、水道事業収益は料金改定による減収などにより、前年度に比べ9,925万円、5.3%減の17億6,205万円となりました。
 支出では、「原水費」として、正善寺・柿崎川の両ダムに係る維持管理費と継続事業2年目となる正善寺ダム施設の更新事業に係る負担金を合わせ1億7,284万円となりました。
 「浄配水費」は、5,006万円、10.9%減の4億1,089万円を計上いたしました。
 正善寺系の水管橋修繕5ヵ年事業は3年目を迎え、本年度は上越市地内の桑曽根川水管橋、長さ67m及び下名柄水管橋、長さ17mを整備いたします。また、関川の川底を横断する幹線給水管の整備を行うとともに、第1浄水場沈殿池の防水補修等を行うものです。
 一般管理部門に係る「総係費」では、人件費をはじめ退職給与金やダム水源保全・涵養推進に係る集水区域の調査費等で1,609万円、20.9%増の9,322万円といたしました。
 その他、「減価償却費」、「企業債償還利息」など支出総額は、前年度比8,734万円、5.0%増の18億4,615万円となりました。
 この結果、収益的収支では8,789万円の純損失を予定するものであります。
 5ページをご覧いただきたいと思います。
 次に、資本的収支でありますが、まず支出では「浄水設備費」で、ろ過砂の取替え及び腐食が激しい消毒剤貯蔵タンクの更新など4,861万円を計上いたしました。
 「送水設備費」は、給水地点の水質監視装置の設置及び三和村地区の県営ほ場整備事業に係る給水管移設補償事業等に6,496万円を計上いたしました。
 これらの財源として、移設補償費及び企業債償還元金に係る出資金2億8,109万円を見込み、不足する5億4,104万円は過年度損益勘定留保資金及び当年度消費税資本的収支調整額で補てんいたします。
 以上、提案理由を申し上げましたが、慎重ご審議の上、速やかにご賛同くださるようお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長  これより質疑に入ります。
 議案第1号、平成16年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計予算について質疑はありませんか。
3番  (杉本敏宏) はい。
議長  杉本敏宏議員。
3番  (杉本敏宏) 資本的収入及び支出のところで、資本的収入が資本的支出に対し不足する額が5億4千万円ほどあって、それを過年度分の損益留保資金と当年度消費税資本的収支調整額で補てんするということになっておりますが、収益的収入及び支出の方も赤字予算なわけですけれども、具体的にどのように運営するのか、お金が無いのに払わなければならないわけですよね。調整はわかりますが、具体的に、年度末にはお金が無いのに払わなければならないということになるのだろうと思いますが、それはどのようにするのか教えてください。
議長  滝見事務局長。
事務局長  お答えします。今のご質問でございますが、この企業会計の予算の仕組みについてご説明しないとお分かりになりにくい点があるのではないかと思います。
 それで、そのあたりをご説明するために、別冊-1、青い表紙の「予算に関する資料」の3ページをご覧いただきたいと思います。
 議員がおっしゃいますように、企業会計の1つの特色として、通常の営業活動に伴う収支、いわゆる収益的収支という予算と、もう1つ、将来の経営活動に備えるために充てる資本的収支という予算、この2つが出てくるわけでございます。
 それで、収益的収支の方で今回赤字が出ているということでございますが、まずこの赤字につきましては、昨年の10月の料金改定時に、料金改定によってどのような中長期見通しになるかという中で、16、17年度の収益的収支については赤字が見込まれると、そして18年度以降に再び黒字に転じるということでご説明いたしました。ただ、中長期見通しについては、先ほど提案理由の要旨の中でもございましたが、累積した欠損金、未処理欠損金が、そのことによって当初より4年ほど延伸する、あるいは内部留保資金も一時的に4億円台まで減少するものの、その収支は図られるということも合わせてご説明したわけです。ほぼ昨年ご説明したとおり、収益的収支については、見込んだとおりの赤字の当初予算となったわけでございます。
 そして、収益的収支で赤字になっていると、また資本的収支で赤字になって補てんすると、具体的にお金はどうなるのかというご質問でございますが、この表を見ていただきまして、公営企業会計の一番大きな先ほどの特色と、もう1つ大きな特色というのは、一般会計と違いまして企業会計の場合は、減価償却費を経費として計上できるということであります。したがいまして、この減価償却費あるいは退職給与金は経費として支出に計上できますが、資金的には実際にはお金は出ないわけです。資金的な面から申し上げますと、今回約8千万円の、数字的には赤字になっていますが、ただその経費の内訳を見ますと、減価償却費が約6億円計上されているわけです。したがいまして、資金的には8千万円の赤字を除いた分が現金として残るということになってくるわけでございます。
 それと、いわゆる減価償却費、現金支出の伴わないもの、これらが累積されてきたものが内部留保資金として留保されているわけです。これが15年度末で約14億円あるわけでございますが、この資金というのは、将来の建設改良に充てるための資金でございます。これが4条の資本的収支で5億円の不足が出ているわけでございますが、この内部留保資金を充てていくということでございます。今議員がおっしゃいましたように、資金的な面で一般会計と違って形式的な収支と資金的な収支ということで見ますと、今申し上げたような内部留保資金等で補てんしていくということになるわけでございます。
 以上です。
3番 (杉本敏宏) はい。
議長  杉本議員。
3番 (杉本敏宏) 企業会計でいったらおそらくそういうことではあろうとは思ったのですが、これで内部留保資金が今10億円ほどあるうちの半分使ってしまうわけですね。そうすると、来年17年度、18年度あたりも16年度と似たような予算編成に多分なるのだろうと思うのですが、そうした時に先行きの見通しと言いますか、いつ頃までもつのかということも、これもまた大事な問題だと思うのですが、その辺の見通しはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
議長  滝見事務局長。
事務局長  今ほどのご質問で、その前の2ページをご覧いただきたいと思います。
 経営計画がございます。それで今議員がおっしゃった内部留保資金でございますが、下段の資本的収支の方をご覧いただきたいと思います。資本的収支の一番下、内部留保資金の欄がございます。この欄は平成20年度までしか書いてございませんが、その推移状況を見ております。おっしゃるように、内部留保資金は年々減ってくるということでございます。この辺は中長期見通しを立てた中で、何が大事かというと将来に向けた更新計画との整合性がとれないと駄目だということなのです。今回の資料にも付けてありますが、更新計画等をきちんとした中で、この内部留保資金が何年の時に最低いくら必要なのかということを見極めた上で、昨年の料金改定もそのようなことを考慮して見通しているわけです。今の見通しですと、平成20年度で内部留保資金は8億2,500万円ほどまで減ってきて、これが平成24年度に4億円台まで落ち込みます。ただ、その後上昇に転じます。しかし、その4億円台まで落ち込んだ時に大丈夫なのかという点につきましては、先ほど申し上げたように、更新計画との整合性を十分見極めた上で収支バランスがとれるという見通しであります。
 以上です。
議長  他にありませんか。
9番 (村山尚祥) はい。
議長  村山尚祥議員。
9番 (村山尚祥) 16年度の水需要の予測は昨年並みという表現ですけれども、柿崎川ダムの供給そのものが昨年度は9ヶ月程度であるにもかかわらず昨年より少ないと、その後も少なく見ているわけですが、少ないと言ってもわずかな差ではありますが、その見通しの理由をお聞かせください。
 また、収支の関係で見ると薬品費等の「浄水費」が減っているということで、これにつきましては検査項目の改定もありそのようなものだろうと思うのですが、検査項目改定の説明書を少し見た時に当企業団では3年に1回でいいような検査項目についても1年に1回にするというような表現があるわけですが、検査項目の変更の概要と、我々が安心できるような検査項目になっているかどうか、この辺の説明をお願いします。
議長  滝見事務局長。
事務局長  まず、水需要の予測についてのお尋ねでございます。15年度に比べてほとんど同じ、若干減っているということで、柿崎川ダムができたにも関わらずそのような見込みについてどうなのかというご質問だと思います。
 まず、昨年、15年度の水量の見通しについては、正善寺ダム分については1日最大38,200m3の80%の1年分、柿崎川ダムにつきましては7月1日から供給開始になったわけでございます。それで、柿崎川ダムの場合は1日最大20,000m3の80%の9ヶ月分になるわけで275日分ということになり、これらを合わせたのが約15,730,000m3という昨年の給水量でございます。
 それに対して16年度でございますが、昨年の料金改定時に責任水量の見直しを行ったところでございます。この内容と言いますのは、今まで80%一律だったものを4月から9月の半年間については65%の責任水量ということで、これは市町村は必ずしもそれに合わせなくてもよいものです。ただ、料金にもからむことなので責任水量制と考え方を合わせ、すなわち、正善寺ダムと柿崎川ダムを合わせた全体は1日最大58,200m3になるわけですが、これの4月から9月の半年間については65%、10月から翌年3月までは80%という計算をした結果、昨年度とほぼ同じ量になったということでございます。よって、昨年の責任水量の改正に伴うものだとご理解をいただきたいと思います。
 それからもう1点でございます。「浄水費」が前年に比べ下がっている、薬品費等の減があるということについてでございますが、この原因は2つございます。1つは、うちが使っている薬品の中の次亜塩素酸ナトリウムの単価が大幅に下がったことです。もう1つは、昨年は柿崎の供用が初めてで、水質等は実績が無く分からない面もあったので、薬品についてはある程度推定で見ていたところがございます。今年は柿崎の実績も出てまいりましたので、その辺りを基に算出した結果、このように薬品費も下がってきたというところでございます。
 それから、もう1点、水質基準の改正に伴うお尋ねでございます。これにつきましては、先ほどの青い表紙の予算に関する資料の8ページをご覧いただきたいと思います。我々水道事業体は全部、水道法に定められた水質基準に基づいて実施しているわけでございます。この水道法の改正が10年ぶりに行われまして、この新年度4月1日から実施されます。この改正の大きいポイントは、まず安全性の確保、それから透明性の確保、そして効率性という大きい3つがございます。
 まず、安全性の確保、これは当然のこととしてこれまで水質基準が設定されていたわけなのですが、今回どの点に注目されたかと申しますと、水道の場合消毒剤として塩素を使いますが、この塩素使用に伴って生じる副生成物が健康に与える影響を十分考慮するということで、今まで水質基準項目で46項目であったものが50項目に強化されるということです。塩素による副生成物としてトリハロメタンという発ガン性物質がございますが、このような副生成物に対しての基準をより強化したというのが1点でございます。
 それから、先ほど効率性ということを申し上げましたが、これは何かと申しますと、今までですと、全国どこの事業体でも一律に水道法に則って46項目について全部同じ検査を同じ頻度でやらなければならないということであったわけです。原水のきれいなところでも、あるいは汚染されたところでも今までは同じ検査をやらなければならないということだったわけです。この辺りについて、過去の実績等を見ての判断にはなるものの、それぞれ原水の質等に応じて検査項目の中でいくつかが検査頻度等についてある程度選べるようになってきたというところなのです。しかし、それだけ事業体の責任というものは高まるということもございます。たとえば、今まで1年に1回やらなければいけなかった項目について、基準と比べると10分の1以下しかないというような数値の場合は3年に1度ということも可能になったわけです。しかし、この取扱いに当たっては絶対的な安全を確保していかなければならないということで、この基準では過去3年間の実績を基に検査項目の回数を減らすことができるのですが、当企業団は過去10年間の実績を十分検証した中で行っていきます。3年に1度というようなものについても、当企業団は毎年1回は行うということで検査計画書を作成しております。過去のデータからすれば3年に1度でもいいのですが、水の場合はいつ何が起こるか分からないということが基本的にあります。検査頻度を少なくできるものについても1年に1回は行うということで検査計画を作成しております。
 以上でございます。
議長  他にありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長  ありませんね。それでは、以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
議長  討論はないものと認めます。
 これより議題を採決いたします。
 議案第1号、平成16年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計予算についてを、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長  ご異議なしと認めます。
 よって、本案は原案のとおり可決されました。以上で、本日の日程は全部終了いたしました。これにて、平成16年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を閉会いたします。
 慎重ご審議をいただき、大変ご苦労様でございました。
午前9時35分閉会
議会トップ | サイトマップ トップページ