| 議長 |
(小林章吾) 各位にはご多忙のおり、ご出席いただきありがとうございます。
ただいまから、平成15年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を開会いたします。
議員定数15名中、全員出席でありますので、これより本日の会議を開きます。
○日程第1、諸般の報告をいたします。
議員の異動について報告いたします。吉川町議会において八木一郎議員が選出された旨通知がありましたので、報告いたします。
○日程第2、議席の指定を行います。
このたび再任されました八木一郎議員の議席につきましては、議長において十一番に指定いたします。
○日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、六番 樋口次夫議員 十二番 吉澤昭紀議員を指名いたします。
○日程第4、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。今定例会の会期は、本日一日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日一日と決定いたしました。 ○日程第5、議会選第1号、副議長選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、指名推選により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選によることで決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにご異議ございませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
副議長に、八木一郎議員を指名いたします。
ただいま指名いたしました八木一郎議員を副議長の当選人とすることに、ご異議ございませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。よって、八木一郎議員が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました八木一郎議員が議場におられますので、本席から告知いたします。八木一郎議員。 |
| 八木 一郎議員 |
ただいま推選をいただきました八木であります。浅学非才でありますが、前回に引き続きご指導よろしくお願いいたします。 |
| 議長 |
(小林章吾) ご苦労さまです。
それでは、これより議事を行います。
○日程第6、議案第1号及び報告第1号を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。木浦正幸企業長。 |
| 企業長 |
(木浦正幸) はい。
本日ここに、平成15年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を招集し、新年度予算を中心とする案件につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じますが、それに先立ち、昨年10月の漏水事故について申し上げます。
去る、10月11日、ほくほく線くびき駅付近の鉄道施設内で、頸北3町へ給水する幹線(鋼鉄製、直径70cm)で漏水が発生しました。
幸い、断水など住民の方々への影響はなかったものの関係市町村の皆様にはご心配をおかけし、心からお詫び申し上げます。現場は、北陸と首都圏を結ぶ重要路線であることから、緩んだ地盤を補強しながらの復旧工事は、時間と経費を要することが予想され、状況及び経過等について適時議長へご報告させていただいたところであります。
事故原因の調査にあたり、日本水道協会の専門員の派遣を要請した結果、腐食などいくつかの要因が考えられるとの報告を受けております。今年、本復旧の際に管を引き上げて科学的に検証したいと考えております。地中に埋設されている施設をいかに診断するかについての方策を検討し、配水施設の緊急総点検を行うとともに経年劣化対策を重点的に取組み、今後の安全給水に万全を期してまいります。
続きまして、昨今の水事情についてご説明いたします。
水資源という観点から眺めてみますと、温暖化に伴う異常気象から世界的に深刻な水不足の危機を目のあたりにしております。すぐそばに控えている水問題についていかに取り組まなければならないかが課題となります。
昨年も春先から気温の高い日が続き、桜の開花も観測史上例をみない早さで北上を続けたことから、いち早く利水にシフトした給水管理と市町村の自己水源との連携を図り、きめ細かな需給運用に努めたことや、降雨にも恵まれ8月には安定したダム水位を保ち、需要期に十分な給水ができましたことをご報告いたします。
それでは、予算編成の概要について申し上げます。
柿崎川ダムは、本体着工から14年の歳月を費し、昨年10月1日からの湛水により、ロックフィルの湖面に白銀の米山を映し出し、「かきざき湖」として地図と歴史に刻まれます。15年度はダム周辺の植栽などを行い、10月に竣工の運びとなります。
日量20,000m3の第2(柿崎)浄水場供用により、みどりの宝庫からミネラルが溶け出したバージンウォーターは、コクを醸し出し、爽やかな喉越しで7月1日に住民の皆様にお届けすることとなります。
これまで整備を進めてまいりました第2浄水場の運転管理は、第1浄水場において一元的な運用管理体制を執ることで、配水の効率化を図ることができます。
また、水道事業者としての使命である、安全の確保とサービスの向上のため民間参入を含めた第三者委託体制で、水道の管理体制の強化を図ることを目指しております。この背景には、水道法の改正や国、各省庁の研究会での経営の手法に関する論議による第三者への業務委託の制度化などがあります。
柿崎系の供用で、水源の河川水への転換率は企業団創設目標の71%を達成することからシェアが拡大し、責任が一層重くなることと、昨年10月に発生した漏水事故を教訓に、市町村への配水管は布設後25年を数えるため、配水施設の総点検に基づく更新整備に努めてまいります。
また、河川を横断する水管橋が経年による劣化で配水機能の低下やトラブルが予想されることから、塩害など特に腐食の激しい個所を中心に5ヶ年計画で改良に努めるとともに、災害など緊急時の非常用通信ネットワークの整備にも取り組んでまいります。
それでは、提案しました予算について説明いたします。別冊1「予算書」の5ページをご覧いただきたいと思います。
まず、収益的収支でありますが、収入では、7月1日からの第2浄水場供用による給水量は436万4,000m3の増を予定し、給水料金で4億6,523万円増(以下万円未満省略)の16億9,041万円を見込み、営業外収益を合わせた水道事業収益は、前年度当初比30%増の18億6,131万円を計上いたしました。
支出では、利水にシフトした県営の正善寺、柿崎のダムにかかる原水費6,254万円をはじめ、浄配水費で前年度当初比65.9%増の4億6,096万円を計上いたしました。
これは、先に説明いたしました水管橋の経年対策2ヵ年目として、傷みの激しい飯田川水管橋(長さ79.2m)や、築18年を経た防水膜の劣化が激しい配水タンクの防水補修工事費などに重点配分したことによるものです。
また、安全でおいしい水づくりのための処理剤等所要額を計上したほか、毎年、延べ2,400人が訪れる小学生、住民への水づくり教室に手引書を作成するなど内容の充実を図ってまいります。
一般管理部門に係る総係費では、住民への情報を提供するホームページの作成や2つの事業所を結ぶ電子決裁システムなどによる業務の効率化を図るものであります。
その他第2浄水場の稼働に伴い増加する諸経費、減価償却費及び支払利息等の営業外費用を合わせた支出総額は、前年度当初比27.9%増の17億5,881万円となり、損益では、8,851万円の純利益を予定するものであります。
6ページをご覧下さい。
次に、資本的収支でありますが、支出では、創設事業費として柿崎川ダムの周辺整備などに6億4,000万円が投じられ、これに係る利水の分担金1億1,200万円を含む1億2,154万円を計上いたしました。
浄水設備費では、安全な水づくりに欠かせない滅菌機能の増強、水質の向上を図るろ過装置の改良などに、4,389万円を計上いたしました。
また、送水設備費では、柿崎系の供用に備えた2系統の効率的な配水コントロールや中継ポンプの増強に係る費用及び漏水本復旧工事費などを合わせた、2億4,240万円を計上いたしました。
総額では、企業債償還元金などを含め、前年度当初比29.2%減の10億6,479万円を計上いたしました。
これらの財源として、収入では、企業債、国庫補助金及び一般会計出資金など総額4億905万円を見込み、不足する6億5,574万円は、内部留保資金などで補填いたします。
続きまして、別冊2「補正予算書」の2ページをご覧いただきたいと思います。
報告第1号は、昨年10月11日に専決処分いたしました平成14年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計補正予算であります。この補正は、はじめにご報告いたしました漏水事故の復旧に係るもので1,617万円を計上し、その収入の一部として水道賠償保険金297万円を計上したものであります。
以上、提案理由を申し上げましたが、慎重ご審議のうえ、速やかにご賛同くださるようお願い申し上げます。
以上でございます。
|
| 議長 |
(小林章吾) これより質疑に入ります。質疑は、平成15年度予算、専決処分した事件の承認についての順で行います。
まず、議案第1号、平成15年度予算について質疑はありませんか。 |
| 7番 |
(保坂一雄議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 保坂一雄議員。 |
| 7番 |
(保坂一雄議員) 一点お尋ねします。今ほど説明にもありましたけれども、収益的収支では、7月1日の第2浄水場の供用開始に伴い、給水量の増、給水料金の増が見込まれており、損益では前年度当初比に対し、2倍以上増の8,851万円あまりの純利益を予定されています。これは企業努力の成果の一つとして評価をするところでありますけれども、一方で、いずれの関係自治体でも水道事業会計は非常に厳しい状況にあります。今後、柿崎川ダムの受水に係る費用負担はさらに厳しさを増す要因にもなっております。
こうした状況を背景に、月間使用責任水量の問題も含めまして、給水料金の値下げの検討をやっていかなければいけないと思うのですが、いかがでしょうか。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) おこたえいたします。
今ほどのご質問のように、15年度で約8,000万円の利益を見込んでいるわけですが、今のお話にもございましたように、柿崎川ダムを供用したことによりまして、今までの地下水から企業団の水に切り替わるということでございます。これは当初から予定されたこととはいえ、実際に市町村の財政負担がかなり厳しいということで、市町村からご意見が出ているのは事実です。したがいましてそのようなこともございますし、それから後ほどご報告させていただく水需要の予測でもお話ししますが、正善寺ダムが時期的に定量を確保できないというような、いわゆる責任水量制との整合性の課題等もあるわけです。そのあたりのこともございますので、今後早急に料金体系の見直しをやりたいと考えております。できれば8月の議会に、その改正の案をお示しできればと考えております。ただ、料金につきましては、これは企業団の料金のことでございますが、昨年の8月の議会でご報告申し上げたように、企業団の収支見通しでは、施設の劣化に伴う工事費の増や柿崎供用に伴う減価償却費の増などで厳しい面もあるわけですが、概ね今の料金で維持できるということでございます。ただうちの料金は据置きであっても、市町村にとっては非常に厳しいものがあるということでございますので、料金体系の見直しを考えたいというふうに事務局の方で思っております。 |
| 7番 |
(保坂一雄議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 保坂議員。 |
| 7番 |
(保坂一雄議員) 今、8月頃に、というお話がございますけれども、是非そのような形でお願いしたいと思います。と言いますのは、この利益計算書の最近の傾向を見ますと、純利益で事業収益でだいたい5%前後の収益を上げてきているわけですね。それから、累積欠損金では確かに金額が大きいのですが、内部留保でもほぼこれに近い金額というような状況もありますので、今ほどおっしゃいましたように8月頃、各水道事業会計に少なくともいい影響を与えるようなご回答をお願いしたいと思います。以上です。 |
| 議長 |
(小林章吾) 他に質疑はございませんか。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 本城議員。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) 先ほどの提案説明の中における給水管の漏水の関係なのですが、これは耐用年数が約40年位と言われているわけですが、25年経過していて新たに5ヵ年計画を立てていて水管橋の改良をやるという問題と、それから漏水管の耐用年数についてですが、これは海岸地域の方はかなり腐食が進むという話で、これは当初から予想されていることかと思いますが、延長で560m程度で対応できるのかどうか、その辺の見通しについてお尋ねしたいと思います。
それから、水道の管理体制について強化すると、第三者機関に業務委託をする、制度化していくという新たな提案なのですが、これはどういう考えのもとで具体的にやられるのか、業務内容というのがどの程度のことを指しているのか、現在の職員体制の中でどういう現状になっているのか、現在の管理体制だと安全の面で逆に危険なのかとか裏づけがあるのかとか、この辺もう少し、第三者というのはどういう機関を指しているのか、その辺がよく見えてこないものですから、もう少し明らかにしてほしいと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) おこたえいたします。
まず、頸城の漏水に係る管のこと、それから水管橋等の耐用年数との関係のことでございますが、耐用年数は通常、管の場合は40年でございますが、この管の場合は圃場整備の関係で昭和60年に移設しております。そういう意味でいいますと、耐用年数にはまだ相当あるという状況でございますが、先ほどの提案理由の中にもありましたように、うちの方も事の重大性から、日本水道協会の専門員の方に来ていただいてその辺について調査をしていただいたところであります。
ただ、今の段階では原因がはっきり特定できていないという状況であり、いわゆる単純な腐食によるものなのか、あるいは、ご存知だと思うのですが、鉄道などのそばを通っている管というのは電食というものがよくあるわけですが、これによるものかあたりが、まだ明らかになっておりません。これらについては、今後本復旧の際に管を引き上げて原因究明にあたりたいと考えております。この頸城の関係につきましては後のご報告の中でも触れさせていただきます。
それから、水管橋等の腐食による整備5ヵ年計画につきましては、昨年の予算の中でご説明させていただいたわけで、今年2年目になるわけでございます。これは、いずれも耐用年数には至っていませんが、本城議員さんがおっしゃったように、沿岸部に近い方が非常に腐食が進むということでございます。そこら辺で、今後そのような修繕の中でも、塩害等にも強いと言われるような材質を使った補修というものを企業団の方で考えております。
それから、第三者委託の点でございます。これにつきましては、昨年、水道法の改正がございまして、いわゆる水道事業の中でこれは水づくりにかかわる技術的な部門についての第三者委託、これは民間を含めて第三者委託ができるようになったわけでございます。民間でできるものは民間でというようなこともございますが、第三者委託につきましては、民間で専門技術やノウハウを持っているなどという部分で、今後水道の事業を管理していく上で民間委託の導入を考えていかなければならないのではないかということで、企業団の方向としては第三者委託、うちの場合は現在、(財)上越市環境衛生公社さんに一部委託しておりますが、これらを含めて第三者委託の検討をしていきたいということでございまして、ただちに全面的な民間委託に入るということではありません。そういう方向で今後考えていきたいということでございます。
今言いました、技術的な部分を委託するというのは具体的にどういう部分かと申し上げますと、運転作業、配水処理などいわゆる水づくりにかかわる部分、維持管理も含めてですが、これらを委託できるというふうに水道法が改正されたわけです。
企業団の場合は、今の体制の中で水づくりにかかわっている職員が6名おります。その他に委託業者が7名、計13名で24時間体制でやっているわけですが、ただ、正直申し上げてその体制では水づくりで手いっぱいで配水関係、いわゆるつくった水を各市町村に送る配管ですとか、各市町村に点在しますポンプ場とか、その辺りまでなかなか手が及ばないというのが現状であり、その辺りに職員を重点的に配したいと思っております。
以上でございます。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 本城議員。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) そうすると、今のお話の提案説明で言えば、何かあたかも業務委託を第三者機関にしていくんだということが出ているものですから、そこだけ突出して出ているものですから、そうすると新年度でそういうものがあって今、全体の給水量から言っても応じられないのだと、そういうサ-ビスには応じていかれないのだということで増員を考えているのか、あるいはその部分を切り離して、これを見ると退職される方がおられるみたいですが、予算でいくと、そこを補充しないで委託に出すのだということの含みがあっての提案なのか、そこらへんを確認してもらいたい。そこだけ企業団の責任逃れじゃないけれど、第三者機関に委託できるように水道法が変わったから、どんどんそういうふうにやっていくのだということになれば、将来的には全く職員よりも第三者機関の民間主体で運営はできるような形になっていくのではないかなと懸念します。その裏づけが、どういうことでこのような提案をされているのかと、予算の関係で聞いているわけですから、もう少し明確にしてほしいと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 提案理由の中で、表現としては第三者委託を目指していますという表現があるかと思うのですが、実際に15年度の予算の中では、先ほど申し上げましたように、現状の運転要員は職員が6名、委託の職員が7名の計13名でやっているわけなのですが、これにつきましては、15年度で、柿崎の新たに浄水場が稼働するということで、普通から言えばこの倍の人数が新たに必要になってくるわけでございますが、ただそれにつきましては、倍の26名ということではなく、21名で対応すると、今職員が6名いるわけですから、その増える部分については委託で対応していきたいということでございます。新年度の予算の中ではそのように考えて予算編成をさせていただいております。 |
| 議長 |
(小林章吾) 他に。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 本城議員。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) これはそうすると、結局委託しているところの方へ、もう採用だとかそういうものは全てまかせるわけですか。そういうものまでは企業団は介入しないわけですか。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) そういうことですね。企業団は内容的には性能発注ということで、受託側に、企業団が何人来てくれとかそういうことではなくて、これだけの内容を示してこれをやって下さいということで、受託側がそれを5人でやるか6人でやるかというのは受託側の努力ということもあります。性能発注的な考えでやっていくということでございます。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 本城議員。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) 勉強不足で悪いのですが、そういうものの委託契約みたいなものがどういう形で結んでいるかというのは、私どもの方には出てきますか。責任体制や責任問題、賠償問題などということを含めた委託契約というかそういう内容について、それから今、定数を6名増やせばいいということも含めて総枠で、柿崎川ダムの稼働も含めて、その21名が適当なのだという数字的な根拠については何か資料がありますか。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) そのことについては、資料としては出してございません。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) 私が聞いているのは、予算との関係で言えば、民間に委託する場合は金額を含めて委託契約を結ぶわけでしょう。そうするとそれが金額の中では、たとえば大枠で1,000万円しかないと、その中で本当は5人位なのだけど6人雇ってくれというようなことまで、あなたがたの指揮系列の中に入ってくるのですか。そこは委託契約の内容がどういう内容になっているかによって出てこないものなのですか。私どもも何とも、21名体制にするということがつかみかねる話で、もう少し何か具体的なものがあってもいいのではないですか。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 先ほど申し上げましたように、第1浄水場は60年から稼働したわけですが、稼働当初から職員と、補助的作業という意味合いで委託が当初から7名という体制で、ずっとやってきているわけでございます。今、本城議員さんおっしゃいますように21名という根拠の資料はないのですが、今ほど申し上げましたように24時間体制で三交代となりますと、2つの浄水場で、労働基準法関連から言いますと、最低でも21名必要になってくるという部分があります。余裕があるとかそのようなことは全くございませんで、最低でもそれだけの人数がどうしても必要になってくるということでございます。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 本城議員。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) 細かく予算の中で我々が見ていく場合に理解がしにくいんですよね。ですから、事務局長が今おっしゃったような形のものはどこに出てくるのか、それならそういう比較を出してこれだけの人数が必要なんだというものが出てこなければ、私どもは理解しにくいのです。内容については配水だとおっしゃるから技術屋ですよね、それは一番肝心なところだからたくさんいればいいのだろうけど予算との兼ね合いもあるし、できれば資料を出してほしいと思います。そうでなければ、私どもよくわからないうちに業務委託をどんどんしていって、本体の方は気がついたら事務局長しかいなかったというような話になっていくのではないかと憂慮しているわけなのですが。それで本当に安全が守れるのかどうか。
|
| 事務局工務課長 |
(中島久) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 中島課長。
|
| 事務局工務課長 |
(中島久) 工務課長の中島でございますが、私の方から若干説明させていただきます。
現在、企業団には14名の職員がおります。先ほど局長が申し上げたように、そのうち6名が水づくりに携わっております。基本的には、来年度も企業団職員の14名は変わりません。ただ、第2浄水場が来年度から稼働するということで、その部分について、これから来年次に向かっては人数的には増やさなければならないということで、水づくりに関して委託をしていこうという基本的な考え方でございます。そういうことで、第2浄水場が稼働する委託の分だけ人数が増えるということで、基本的にそういうふうにお考えいただければと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 他に。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 杉本議員。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) 私も、今の第三者委託というのは非常に心配していたのです。今の本城議員の質問で若干わかりかけたところで、私にもまだわからないことがいろいろあるものですからお聞きしたいのですが、(提案理由の要旨の)最初に、「民間参入を含めた第三者委託体制で」となっているのですね。今のお話にもありましたが、私は水づくりという事業は、企業団にとってみれば一番中枢の仕事ではないかと思うのですね。今の話ですと、それを委託するということでしょう。補助的な仕事を委託するというのであれば話はわかるのですが、この話はそれとは全く逆で、一番肝心かなめの仕事を委託に出すという中身ですよね。それだと企業団の存在の意味そのものがなくなるのではないかなと。それでは管理だけしか残らなくなってしまいます。そういう体制にしてしまって本当に企業団の存在意義が、私どもとしてはなくなると思うのだけれど、それでいいと思っているのかどうか、というのが一つです。
それで、水道法の改正があるので委託ができるようになったというふうに、先ほど言われたし、書いてあるのですが、委託できるようになった仕事というのは水道事業のうちのどの部分なのか、ということですね。たとえば、今の水をつくるという事業だけしか委託できないのだということであるとすると、私は、そういう委託はやめた方がいいと思うのだけれど、今までやっていたような補助的な仕事はもっとどんどん出してもいいですよという内容であれば、それはやってもいいのではないかなと思うのですが、肝心かなめの仕事というのは、安全の問題もあるし、安定的に供給するという問題もあるし、様々な面から見て、私はやっぱり、そこは企業団がやらなければいけなくて、よそにやらせる仕事ではないのではないかと思うのですけれども、今後の企業団のありかたも含めて、根本的に企業団は何をやろうとしているのかという点を含めて、どう考えているのかをお聞きしたいと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 今の質問の中で、根本的な委託でいいのかどうかと、このような水づくりについてどうなのかということでございますけれども、今回の法改正というのは技術部門に関してその責任まで全部委託側が負うという改正でございます。
そのような意味でうちが委託をした場合、すなわち部分的ではあるけれども完全委託、ということになりますけれども、そのような委託をした場合は厚生労働省にきちんと届け出なければならないということでございまして、企業団は今の段階で、そのような部分的ではあっても完全委託というものを考えているわけではございません。
議員さんがおっしゃるように、あくまでもその辺りについては水づくりというのは命をあずかる業務内容でございますので、全部民間に委託していけば、ということでは必ずしもなく、ただ、今、法改正の中では当然そういう心配が出てくるので、完全委託をするような場合の業者というのは、今、必ず水道事業には水道技術管理者を置かなければならないようになっているのですが、受託者側にもそういう管理者を置かなければならないという厳しい制約があるわけです。ただ、企業団が考えているのはそこまでの委託ではなく、今、第2浄水場も増える中で、職員を増やさないでその足りない部分については、補助的になりますけれども、業務委託の方でお願いしていきたいというところでございます。基本的に、流れとしては第三者委託と言いますか、法に則った第三者委託というのは厚生労働省あたりが出していますが、ただその辺りについては企業団といたしましても、今申し上げたように、やはり水を供給する重大な責任を考えると、安易に民間委託をすればいいというふうには毛頭考えておりません。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 杉本議員。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) 最初の説明のところであったと思うのですが、民間委託をすると職員に余裕が出るので、巡回や見回りを強化できるという話がありましたけれども、私は逆ではないかと思います。そういう見回りなどの仕事は民間に委託すればいいと思うのですよ。しかし、水をつくる仕事を民間に委託して、そっちの方を企業団でやると言ったら話は全く逆ではないかなと思います。本来の企業団の仕事というのは、安全でおいしい水をきちんとつくって供給する、その中でもつくるというところは基本の部分でしょう。だから、これはやはり離してはいけないのではないかなと。そこで、お願いするのであれば、装置のメンテナンスや管の見回り、ポンプの点検など、そういうことをどんどんお願いすればいいのであって、どうも企業団がやろうとしていることは、私は逆立ちではないかと思うのですが。だから、そういう点では、国の法律が変わったからと言ってはいはいと飛びつくのではなく、いや飛びつくということはないとは思うのですが、企業団の本来の仕事というのは一体何であろうかと。それは、きちんとおさえながらよそにお願いできる仕事は何かというふうに見ていかないと、将来何か問題が起きた時に大変だと思います。その辺について、もう一度お考えをお聞かせ下さい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 基本的な考え方はそのとおりだと思います。
あらためて申し上げますが、そのような国の改正があったから、企業団はいわゆる国でいう完全委託的なものにするということは決してありません。また、あらためて今言われるように、企業団の方も水づくりの重要性・重大性を考えた場合、その辺のところを安易にただ委託するという考えではなく、十分その辺りを踏まえた上でそのような方向も示されているということで考えていかなければならないということは述べていますが、何度も申し上げますように、民間に、重要なかなめの水づくりをまかせてしまうということを直ちにやっていくという考えではございませんので、お願いしたいと思います。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) はい、簡潔にお願いします。 |
| 3番 |
(杉本敏宏議員) もう一つ、これも先ほど本城議員が尋ねられたのですが、耐用年数に満たないのに、いろんなこういう問題が起きていて、修理等々があるわけですよね。もちろん耐用年数を持たせるために修理するということもあると思うのですが、40年の耐用年数があるのに半分少し過ぎた程度でこんなに大規模な補修等々しなければならないとなるとこの先大変ですよね。その辺の見通し、たとえば25年経過したものにしたってあと15年あるわけですが、この先15年どのような見通しでおられるのか、これからもどんどん出てくるからどんどんやらなければならないのだということになれば、簡単な補修ではなくて逆にもう全部施設替えするとか、耐用年数までの期間を見込んでどのくらいのことが必要なのかという、その辺の見通しはどういうふうに見ておられますか。
|
| 事務局工務課長 |
(中島久) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 中島課長。
|
| 事務局工務課長 |
(中島久) 昨年の水管橋、今年も来年度も予算計上させていただいたのですが、基本的には、今杉本議員がおっしゃいますように耐用年数は管等が40年、建物等が60年ということでありますが、企業団が今、修理等で予算計上させていただいているものは塗装、いわゆる防水塗装ですとか、水管橋の場合は塗装部分が剥がれてきているということで、これを昨年から5ヵ年計画で、海に近い塩害にあっているところをやろうということで、通常の塗装ですと7年程度が限度でございます。
今回、費用対効果も考えまして20年位持つ塗装にやり替えようということで考えておりまして、本体の修理ということではなく、いわゆる塗装なりそういうものの修理でございます。
以上でございます。 |
| 10番 |
(村山尚祥議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 村山議員。 |
| 10番 |
(村山尚祥議員) 経営の合理化という話に入っているので伺いたいのですが、昨年2月の定例会において、水道事業経営研究会の経過報告がありました。その中で、平成12年からの経過の報告と今後の検討事項という項目で、合理化的なものが3点挙げてあるのですが、そのことについて伺いますけれども、これも聞くところによると、どうも合併問題が絡んでいるから、こういう各市町村、企業団の研究なり合理化策については見送っている傾向があると、そのように伺っていますが、これは全く関係のない話だと思うのですよね。
それと、先ほどからの質問にあるとおり、柿崎川ダムの水が来れば市町村の経営は非常に苦しい。とくに大潟町の事情でいけば責任水量が非常に多いものですから、水道料金の値上げも必至というところまで追い込まれているというような時に、昨年提起した、一部業務の共同化等を含めた検討というものが積極的に実施されるかと期待していたのですが、その辺のところの成果を上げているのかどうか、これからどう取り組むのか伺いたいと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 今議員さんがおっしゃいましたように、経営研究会を立ち上げまして、共同してできるものを模索するということで進んできたところでございます。確かに、これがその後どういうふうに機能したかと言いますと、今おっしゃるように合併問題ということではないのですが、若干やはり、この研究会についてはトーンダウンしているところがあるのは事実でございます。
その中に料金の関係も少し出てくるのですが、今ほど後段の方で、柿崎の供用に伴って、市町村の負担が多くなってくるということでございますけれども、これにつきましては、実際に地下水から、柿崎の供用によって、企業団の水が増えるということになるわけですね。簡単に言えば、安い地下水から企業団の水ということで、そういった財政的な負担が厳しくなるということももちろんありますし、それから、水需要予測等でも出てきますが、正善寺ダムは時期的に定量確保できないというようなことから、責任水量制との整合性との課題もあるということで、これにつきましては、早急に、料金体系の見直しについて検討していきたいと、8月の議会に案を皆様にお示ししたいというふうに考えております。
企業団の料金につきましては、昨年、収支見通しの中で、企業団自体の収支見通しの中ではこのまま行けるのではないかということで、料金改定等は考えていない旨を去年の議会でご報告してあるわけですが、市町村にとりましては今言ったようなことで、料金負担が大きくなっているということで、そういう意味で料金の見直しも必要かということで、体系の見直しも必要かと考えております。8月にはその案をお示ししたいというふうに思っております。 |
| 10番 |
(村山尚祥議員) はい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 村山議員。 |
| 10番 |
(村山尚祥議員) 企業団の料金の説明は先ほどお聞きしたとおりで結構なのですけれども、昨年2月の定例会で示された中では、金額の大小はともかくとして、原水処理剤に4倍近い差があるとか、水質管理については専門職がいないために不慮の緊急時に対応が図りにくいとか、そのような問題点が指摘されて、そのことを共有一元化・一部業務共同化によって解決できるというようなメリットをたくさん強調されているのですよね。
したがって、やはりそのことについて取り組んでいただくということは、企業団の料金改定がなされなくても、市町村の、地方企業体の合理化策に繋がって健全経営ができるわけですので、期待していたものがむしろトーンダウンしている方向にいくということは非常に残念ですし、それこそ合併問題が絡んでというのは全然問題外ですし、そういう意味では、来年度も含めて積極対応を求めていきたいと思います。
それで、最終的には、戸口料金で1~3倍差があるものについての標準化に向かっていって、最後は末端給水統一化まで目指す方向というのはあると思うのですよ。
前回も発言させてもらいましたが、私、水道議員になった十数年前には、もうそのことによって、視察までして資料を作った経過もあるわけですよね。
そういう方向というのは、やはり休まず積極的にやっていってほしいと思うのですが、その辺の見解について、簡単にご説明願います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 村山議員さんのおっしゃるように、経営研究会の中で、今まさにおっしゃった点あたりについて議論をしてきたわけです。それでは今、それだけの成果を出せるのかと言われますと、残念ながら、こういう成果がありましたということが申し上げられないのは非常に申し訳ないと思っていますし、経営研究会については、これまで、そしてこれからも引き続いてあるわけで、あらためてその辺の共同処理等ということでメリットが生み出せるということについて、できるだけ会議を重ねて、何らかの、一つでも二つでも成果を出すように努力したいと思いますので、お願いしたいと思います。 |
| 議長 |
(小林章吾) 他に質疑はございませんか。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) はい。一点だけ、最後に。 |
| 議長 |
(小林章吾) はい、簡潔にお願いします。 |
| 4番 |
(本城文夫議員) 支出の中で、10月に竣工する第2浄水場の通水式とかダムの竣工式の式典で、これは雑費の中で800万円位の金があるわけですけれども、これはそんなに金かけて大がかりにやるような竣工式典なのですか。こういうご時世なんだから、もっと縮減できないかどうかですね。内容をもう少し明らかにして下さい。 |
| 議長 |
(小林章吾) 滝見事務局長。 |
| 事務局長 |
(滝見公雄) 内容的には、800万円の内訳としましては、ダムの竣工式について200万円、それから通水式典に600万円ということでございます。
内容的には、こういう式典でございますと、セレモニーにかかるリース料とかあるわけですが、まずダム竣工式の方は、県との共同主催でございます。内容については、県が今主体的にやっている中で、企業団の分担として示されたのが200万円でございまして、内容的には、今申し上げましたように、竣工式典、祝賀会、宣伝公告料等ということでございます。
それから、浄水場の通水式については、セレモニーにかかるリース料、宣伝料、バス借上料等でございますが、企業団としても今このように予算計上してありますが、議員さんがおっしゃるように、今このようなご時世なこともございますし、できるだけ質素にやっていきたいとは考えております。ただ、予算的には、全国の他の水道企業団についてもその辺りを聞いた中で計上させていただいたもので、議員さんがおっしゃるように、こんなにかかるのかなという点は確かにあろうかと思います。今申し上げたように、できるだけその辺については、実施に当たっては精査していきたいというふうに考えております。 |
| 議長 |
(小林章吾) はい、では、平成15年度予算についての質疑は打ち切りまして、続いて、報告第1号、専決処分した事件について、質疑はありませんか。 |
| 〔「なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ないようでありますので、以上で質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。 |
| 〔「なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) 討論はないものと認めます。
これより議題を採決いたします。
最初に、議案第1号、平成15年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計予算を採決いたします。
本予算を原案のとおり決することにご異議ありませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
続きまして、報告第1号、平成14年度上越地域水道用水供給企業団用水供給事業会計補正予算を採決いたします。
本予算を原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 |
| 〔「異議なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり承認されました。
○日程第7、報告事項にうつります。
事務局で報告事項がありますのでお願いします。
なお、質問等な後ほど一括して受けたいと思いますので、よろしくお願いします。
滝見事務局長。 |
| 事務局長 | (滝見公雄) それでは、事務局から3点ほどご報告と説明をさせていただきます。
最初に、水需要の見通しについてご説明させていただきます。
別冊4 関係資料「水需要予測」をご覧ください。
このことにつきましては、昨年8月の議会におきまして、結果につきましていずれご報告させていただく旨お話させていただいたところでございます。市町村理事の皆様へは、昨年12月の理事会で説明させていただいております。
この調査はコンサルに委ねまとめておりますが、推計上の要素・要因等につきましては、市町村のデータ、開発計画等が基本となるため、水道主管課長あるいは実務担当者の皆様による協議を踏まえ、十分なコンセンサスを得て作成したものであります。したがいまして、推計上の手法等に関わる細かい点につきましては、説明を省略させていただきたいと思います。
「水需要予測」の2ページをご覧下さい。
上越地域の人口ですが、「図-1」にお示ししたとおり、地域全体としては、平成10年までは緩やかながら増加傾向にありました。しかし、近年は減少傾向に転じてきております。結果としまして、当初計画人口、これは昭和54年当時に策定したものですが、257,460人より40,680人少ない216,780人(△15.8%)となりました。乖離が生じた原因としましては、昭和54年当時は人口も増えていたことから右肩上がりの予測をしたことと、また近年の急速な少子化が大きな要因と考えております。
次に、ページ右側の給水量ですが、「図-2」をご覧下さい。上に一日最大給水量、下に一日平均給水量の実績及び推計値を示しております。結果は、当初計画の一日最大給水量147,720m3より21,910m3少ない、125,810m3となりました。なお、人口及び給水量のピークは、下の表1・表2にありますように、それぞれ平成20年度、平成25年度と予測しております。
3ページをご覧下さい。
水需給収支、いわゆる水の需要と供給のバランスでありますが、平成27年度で収支を±ゼロとすることで設定いたしました。その条件として、当初計画どおり、地下水採取規制地域内の採取を廃止することとしております。このことに関して、5ページの「図-6地盤変動図」をご覧いただきますとおわかりのように、これは昭和43年から一昨年まで調査した33年間の地盤沈下量を等高線で示したものですが、平野部を中心に、最大で40cmも沈下しております。近年、沈下量は鈍化傾向にあるものの依然として進行し続けております。
3ページにお戻り下さい。
正善寺ダムから定量の1日38,200m3を安定的に供給できる場合は、第3水源の必要量は、図3-(1)のとおり、1日6,510m3となります。しかし、正善寺ダムからの給水状況は、右上の「図-4」の「貯水状況」をご覧いただくとおわかりのように、最大需要期の7月から9月にかけ平均80%給水を確保するには、4月から6月までの3ヶ月間の給水率を抑えざるを得ない現状を表しております。
したがいまして、正善寺ダムの安定給水量は38,200m3の約3分の2(これは4月から9月までの6ヶ月間の平均給水量でありますが、)の25,400m3として収支を検討することが最も現実的であると考えられます。その結果、右下「図3-(2)」にお示ししたように、第3水源の必要量は1日最大10,900m3となったものであります。いずれにいたしましても、第3水源の必要量は当初計画と大きな乖離が生じまして、また、第3水源に求める市町村の必要水量にも変化が生じております。これは、冒頭申し上げたように、人口の伸び悩みのほか、平成6年の大渇水以降に一部の市町村で新たな井戸開発をされたこと、あるいは景気の低迷や住民の節水意識の高まり等があいまったことによるものと考察しております。
それでは、1ページにお戻り下さい。
この表は、今までご説明申し上げましたことを1枚にまとめたものです。まず、上段の表は、上に人口の実績と将来推計を年度毎に表示しております。9市町村全体として、平成20年度をピークに減少し、平成27年度には216,780人と人口予測しております。それからその下に、一日最大給水量と水源との関連、いわゆる需要と供給のバランスを表しております。ご覧いただきますように、平成15年度に柿崎川ダムの供用を開始し、仮に、平成22年度に第3水源からの供給を想定いたしまして、平成27年には地下水採取規制地域の取水を解消して、収支のバランスを図ろうというものであります。
以上、資料について一通り説明させていただきましたが、これまでご説明申し上げました予測は、人口や一人当たりの使用量などにより予測したものであり、一定の評価はできるものと思われます。しかしながら、近年、水資源を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。上越地域全体の将来的な水資源を考えていく上で、環境等に関する参考資料を用意させていただいておりますので、参考にご覧いただきたいと思います。
以上で、水需要予測について、説明を終わらせていただきます。
続きまして、水源涵養の取組みについてご説明いたします。
うぐいす色の「水源涵養の取組み」をご覧下さい。
このことにつきましては、昨年の8月の理事会において、水源涵養の重要性と取組みへの必要性についてご提言をいただき、これに対応する組織づくりから始めさせていただきたい旨ご説明させていただいたところでございます。
参考に、お手元の資料ですが、森林の持つ多くの機能を示したものでありますが、例えば「図Ⅱ-8」をご覧いただきますと、保水能力は裸地と森林では約3.3倍、また、土砂流失量は1ha当たり年間で約40倍もの格差が生じており、あらためて涵養の重要性がお分かりいただけるかと思います。
水源涵養の青写真を描く検討会のメンバーにつきましては、現在、水道主管課長で構成する検討会で協議しておりますが、学識経験者をはじめ、育林の技術指導者、住民の方々、あるいはNPO、環境ボランティアなど幅広く検討させていただき、早い時期に検討会を設置し、具体な活動策に繋げたいと考えております。
以上、水源涵養の取組みに関する説明を終わります。
最後になりますが、資料の末尾に「頸城村地内送水管漏水について」の資料を付けさせていただきました。本資料は、先ほどの企業長説明にありました漏水事故状況と本復旧工事にかかる説明資料でございます。この管は、頸北3町へ給水する幹線として重要な役割をしていまして、事故の再発防止を図るため、多角的に工法等を検討いたしました。給水の安定確保、耐震性、経済性などの面から、既設管、直径70cmですが、これをさや管として、中に新たな給水管を挿入するパイプインパイプ工法が最も適していると判断いたしました。これは一時的に断水せざるを得ませんので、第2浄水場の7月供用後に本復旧作業に取り組む予定であります。
以上で、事務局からの報告を終わらせていただきます。
|
| 議長 |
(小林章吾) 若干質問を受けたいと思います。
報告事項について質問等はありませんか。 |
| 〔「なし」の声あり〕 |
| 議長 |
(小林章吾) それでは、報告事項については終わりにしたいと思います。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
これにて、平成15年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を閉会いたします。
大変ご苦労様でございました。 |
|
午後3時52閉会
|