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(木浦正幸) はい。
本日ここに、平成14年第1回上越地域水道用水供給企業団議会定例会を招集し、新年度予算につきまして、その概要をご説明申し上げたいと存じますが、それに先立ち、今年度の水事情について申し上げます。
昨年の夏も、日本列島は水不足に見舞われました。特に中部・関東地方のほか、四国・近畿の一部が深刻でありました。雨不足に加え、6・7月は猛暑を記録し、ダム貯水率は利根川水系8ダムで51%、紀ノ川水系3ダムでは47.5%まで低下しました。
こうしたなか、企業団では、いち早く利水にシフトしたダム管理の運用を県当局に要請するとともに、市町村自己水源との連携をとるなど、きめ細かな需給運用の管理に努めました。この結果、夏場の需要期に十分な配水ができましたことをご報告しますとともに、満水位に近かった正善寺ダムは住民に大きな安心感を与えることができました。
それでは、予算編成の概要について申し上げます。
柿崎川ダムは、本体着工から13年の歳月を費やし、堤体の盛り立てを昨年秋、無事終えました。14年度は取水堰の操作盤、通信設備等の整備に次いで年内に、米山山麓に満々と水を湛えるダム湖の出現を目指して10月から試験湛水に入ります。
一方、これまで整備を進めてまいりました日当たり2万m3の浄水場施設は、運転管理のための監視制御設備、水質試験設備等の最終的整備を行い、水づくり施設全般の性能試験に備えます。これらの進捗を前提として、供用開始時期を翌15年夏の、需要期前を目途に、県当局と協議を重ねております。なお、各市町村の配水需要に対し、より敏速に応えるため、浄水場の運転管理は第1浄水場において一元的な運用管理体制を執ります。また、柿崎川系の新たな供用のため、既存送水管網のコントロール調査を行い、所用の整備に万全を期してまいります。 昨年1月に発生した冠水事故を教訓に、第1浄水場総点検に基づいた経年設備の更新整備に努めており、引き続き万全を期してまいりますが、市町村への送水管は布設後24年を数えます。地上部の河川を横断する水管橋が、経年による劣化で送水機能の低下やトラブルが予想されることから、塩害など腐食の激しい箇所を中心に、5か年計画で水管橋の経年対策に取り組んでまいります。 また、柿崎川系供用の実現で、水源の河川水への転換率は企業団創設目標の70.9%を達成します。このため、防災対策として、第1浄水場、頸南及び頸北の送水3拠点に地震計を設置するほか、落雷対策に併せて非常用通信ネットワークの整備を図ってまいります。
それでは、提案いたしました予算について、順を追ってご説明いたします。
別冊1「予算書」の5頁をご覧下さい。まず、収益的収支でありますが、収入では給水量を前年度並みの1,136万6千m3を予定し、営業収益で12億2,517万円、以下万円未満省略、を見込み、営業外収益を合わせた水道事業収益は、企業債利息の負担分の減などで、前年度当初比1.2%減の14億3,166万円となりました。
支出では、利水にシフトした県営ダム管理にかかる原水費1,937万円をはじめ、浄配水費で、25.7%増の2億7,782万円を計上いたしました。これは、先にご説明いたしました水管橋の経年対策初年度として、特に傷みの激しい保倉川水管橋(長さ94.8m)補修工事費に重点配分したほか、水管橋台部の地盤沈下による影響調査費を計上したことなどによるものです。
また、安全でおいしい水づくりのための処理剤等所要額を計上したほか、昨年、延べ2,400人が訪れた小学生・一般住民への水づくり教室については、手引書を作成するなど内容の充実を図ってまいります。
一般管理部門にかかる総係費では、柿崎系施設に係る保険料など7.2%増の5,712万円といたしました。
その他、減価償却費、支払い利息等営業外費用を合わせた支出総額は、2.0%増の13億7,486万円となり、この結果、収入支出差引3,126万円の純利益を予定するものであります。
6頁をご覧下さい。次に、資本的収支でありますが、まず、支出では、柿崎川ダム工事費は22億円が投じられます。これにかかる利水の分担金3億8,500万円及び浄水施設の最終的整備に、創設事業費総額で8億8,398万円を計上いたしました。
浄水場関係では、浄水処理の監視制御設備・運転管理のための遠方操作設備事業費等であります。浄水設備費では、防災対策として、地震警報監視設備工事、災害用無線の電波調査費など755万円を計上いたしました。送水設備費は、柿崎川系供用に備えて送水管網コントロールのための圧力等調査委託費をはじめ、各市町村ポンプ場の避雷器設置及び流量計取替工事費など1,998万円を計上いたしました。
これらの財源として、収入では企業債、国庫補助金及び一般会計出資金総額10億5,615万円を見込み、不足する4億4,737万円は、内部留保資金で補てんいたしました。
戻りまして、3頁をご覧いただきたいと思います。次に、継続費についてでありますが、柿崎川系事業が平成15年度をもって完了する見通しとなりましたので、総額を整理し、年割額を改めたものであります。
また、企業債は、創設事業及び送水施設整備事業に充て、限度額を2億2,640万円といたしました。
以上、提案理由を申し上げましたが、慎重ご審議のうえ、速やかにご賛同下さるようお願い申し上げます。
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